住み替えの基本的な考え方

住み替えの目的

住み替えの目的は、必ず明確にしておきましょう。目的と、ゴール地点によって、探し方がかなり変わってきます。いつまでに住み替えをしたいかの希望を明確にしておくこともオススメします。

以下は一例です。

家族が独立し、家が手広になってしまった ・間取りはどれくらいが良いか

・住環境を今とあまり変えたくない場合、近隣での住み替え先検討になる

高齢になり、現在の自宅では不便がある ・バリアフリー対応住宅の検討

・近隣に病院や介護サービスなどの施設は充実しているか
家族が増え現在の自宅では手狭になってしまった ・将来的にどれくらいの間取りを希望するか

・子供の成長にあわせた住環境への引っ越し(公園や学校等の公共施設からの距離等)

・いつまでに引っ越しを行いたいか(入学式前までに、等)

どの場合でも、住み替えではなくリフォームという方法で課題を解決出来ることも多いです。その場合は引っ越しはせずに現在の住まいを改築することになります。詳しくは リノ/新築 の項目をご覧ください。

元の住まいはどうする?!

元の住まいが賃貸の場合は、住み替え先の購入後に期限までに引き払ってお引越しで問題ありません。

現在の住まいが持ち家の場合、現在の住まいを引っ越しと同時に売却するか、それとも資産として残しておくか、を決めておくことも重要な項目です。

購入が先か、売却が先か

資産として残す場合を除き、基本的には住み替えの際には元の住まいを売却される方が多いです。その売却方法は2種類あり両方にメリットとデメリットがあります。優劣は正直ありませんのでご自身の状況によってどちらが良いかを選ぶことになります。

先買い後売り

一番理想的なのは、先に住み替え先の物件を購入し、引越しを済ませた後で空家となった今までの住まいの売却をスタートする、という形です。

『今の住まいに対しての不満や不都合』を解消する住み替え先を確保してからの売却スタートですので、“売ったはいいが、希望に合うような住み替え先が見つからなかった”という状況を防ぐことができます。

ただし、資金的な余裕がないと難しい方法でもあります。

メリット ・希望通りの住み替え物件を見つけ購入してからの売却になるので、売却に対しては時間的余裕があり焦る必要が少ない。

・結果的に希望通りの住み替えを行える事が多い。

・物件が売れているのに引っ越し先が見つからない、を防げる
デメリット ・資金的な余裕が必要。

・現在の住まいに住宅ローンが残っている場合で、買い替え先でも住宅ローンを組む場合は売却物件の引き渡しが終わるまでの期間、支払いが二重になってしまうことがある。

現在の住まいに住宅ローンが残っている場合

住宅ローンは大抵の場合、今の住まいの住宅ローンを完済しなければ次の住宅ローンが組めません。したがって住み替え先を住宅ローンで購入する場合は

1.住み替え先の購入契約

2.今の住まいの売却活動のスタート

3.期限内に売れた場合・・・売却物件と住み替え先の同時決済

4.お引越しと引渡し

となります。


よく見られるケースですが、期限や売却予定額が定まっているので、期日が迫った時に売却金額を大幅に下げる必要があったり、
期限内に売れなかった場合や、予定額で売れず現在の住宅ローンが完済出来なかった場合、住み替え先購入の契約解除となり最終的に住み替えが不成立となる場合があります。

先売り後買い

先に今の住まいの売却活動を行い、物件が売れてから住み替え先をスタートさせる方法もあります。この場合、住み替え先の予算をある程度正確に把握しながら住み替え先を探すことができるので資金計画のズレが少なくて済みます。

しかし、住み替え先を確保出来ないまま売却が先に決済を迎えた場合、仮住まいをする必要があります。

メリット ・売却金額が決まってからの住み替えなので今後の資金計画が立てやすい

・住み替え先が早い段階で決まれば、売却と住み替え先購入をほぼ同時に決済できる

・仮住まい可能な場合、気に入った住み替え先の物件が売り出されるまで気長に探し続けることができる
デメリット ・仮住まいになってしまうことがある

・仮住まいになった場合、短期間で2度の引っ越しの手間がかかり、引っ越しに関しての経費が発生してくる

・売却と同時の購入にこだわりすぎると、住み替え先の条件を妥協しなければならないことがある

現在の住まいに住宅ローンが残っている場合


売却が先になりますので、売却の結果、住宅ローンが完済出来れば住み替え先の住宅ローンとの二重になることはあまりありません。売却で残った資金があれば、それを元に住み替え先の購入を検討も可能です。


住み替えは購入方法・タイミングの問題以外に、現在の住まいの住宅ローン残債など諸問題が絡んでくることが多いです。上記の内容はあくまで一例ですので、ご家庭ごとでそのほかの要素が絡んでくる事もあります。



住み替え相談についてはメールやお電話でのご相談も承っていますので、お気軽にお問合せください。


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