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不動産売却前に知っておきたいIHクッキングヒーターの評価ポイント

不動産売却前に知っておきたいIHクッキングヒーターの評価ポイント




不動産売却を検討される際、キッチンの設備は買い手の印象を大きく左右する「家の顔」です。

特に近年、オール電化住宅の普及や共働き世帯の増加により、IHクッキングヒーターの有無や状態は、査定額や成約率に直結する重要なポイントとなっております。

「古いIHだけど、交換してから売りだしたほうがよい?」

「ガスコンロと比較してどう評価されるの?」


といった疑問を解消すべく、不動産売却前に知っておきたいIHクッキングヒーターの評価基準と、売却を有利に進めるための戦略を徹底解説します。

 

1.不動産査定におけるIHクッキングヒーターの立ち位置

不動産仲介会社が査定を行う際、キッチン設備は「機能性」「清掃性」「安全性」の3観点で評価されます。

IHクッキングヒーターは、これらすべての項目で高いポテンシャルをもっています。



【資産価値としての評価】

一般的に、ガスコンロよりもIHクッキングヒーターのほうが「高不可価値設備」として扱われる傾向にあります。特に中古マンションや戸建ての場合、以下の要素が査定のプラス材料となります。


● オール電化の不可価値
建物全体がオール電化であれば光熱費の一本化や災害時の復旧の早さが評価され、物件全体の資産価値を底上げします。

● 高齢者・子育て世帯への訴求
火を使わない安全性は、幅広い層の買い手にとって強力な安心材料になります。
本文をここに記載します。

 

2. 買い手が見ている「IHのチェックポイント」5選

内覧に来た購入者は、単に「IHがあるかどうか」だけでなく、以下の詳細をシビアにチェックしています。


①天板(トッププレート)の傷・焦げ付き
第一印象を求める最大の要素です。

〇 評価ダウン:ガラスプレートにひび割れがある、頑固な輪染み(焦げ付き)が落ちていない。

〇 評価アップ:鏡面のように美しく、手入れが行き届いている。


②メーカーとグレード(機能性)
国内主要3社(パナソニック・三菱電機・日立)の製品は信頼性が高く評価されます。

〇 3口IH
すべてのヒーターがIHであること(ラジエントヒーター混在より高評価)

〇 オールメタル対応
アルミ鍋や銅鍋が伝えるモデルは、買い手が手持ちの鍋を買い替えなくて済むため喜ばれます。

〇 グリル機能
水なし両面焼き、オーブン機能付きなどは料理好きの買い手に刺さります。


③製造年数と耐用年数
IHの寿命は一般的に10年から15年といわれています。

〇 10年超:「いつ故障してもおかしくない」と判断され、設備としての価値はほぼゼロ(むしろ交換費用分を値引き交渉される材料)になります。

〇 5年以内:最新機能に近いと判断され、プラス査定の対象になります。


④操作パネルの反応
最新のモデルはタッチパネル形式が多いですが、経年劣化で反応が鈍くなっているものは敬遠されます。


⑤専用回路の有無
(主に古い物件の場合)IHを設置するための200V専用回路が適切にひかれているか、分電盤の空きがあるかもプロは見逃さないポイントです。


 

3.売却前に交換すべき?そのまま売るべき?

多くの売主様が悩むのが「新品に交換してから売り出すべきか」という点です。
結論からいうと「基本的には交換せず、そのまま売る」がセオリーです。

理由はいくつがあります。
状況によって例外もあります。判断基準を整理しました。


 

1. そのまま売るべき理由(原則)
 

リフォーム費用を回収しにくい IHを新品(数万〜十数万円)に交換しても、その分を売却価格に上乗せして成約させるのは難しいのが現実です。

 

買主の好みが分かれる 「最新のIHがいい」「いっそガスに戻したい」「キッチンごとリフォームしたい」など、買主によってニーズはバラバラです。

新品に変えても、買主の好みに合わなければ無駄になってしまいます。

 

「現況渡し」が一般的 中古物件は「今の状態を見て納得して買う」という現況渡しが基本です。

故障していない限り、交換義務はありません。

 
2. 交換を検討すべき「例外」のケース
 

以下のような場合は、交換した方がスムーズに売れる(あるいは値引き交渉を防げる)可能性があります。

 

完全に故障している お湯が沸かない、電源が入らないなど、生活に支障がある場合はマイナス査定の対象です。

「壊れている」という事実は内覧時の印象を著しく下げます。

 

見た目が著しく悪い(トッププレートの割れ・焦げ) 機能に問題がなくても、トッププレートに大きなヒビがあったり、拭いても取れない激しい焦げ付きがある場合は要注意です。

キッチン全体の「清潔感」を損なうため、安価なモデルへの交換が有効な場合があります。

 

築年数が浅い「築浅物件」 築5年以内などの新しい物件で、IHだけがボロボロだと目立ちます。

物件全体のグレードに合わせる意味で交換を検討します。

 
3. 判断のためのチェックリスト
 

迷ったときは、以下の表を参考にしてみてください。

 
状態 推奨する対応
正常に動く・汚れそこそこ そのまま(掃除を徹底する)
正常に動くが、見た目が汚い プロのハウスクリーングを依頼
故障している・プレートが割れている 交換(型落ちの安いモデルでOK)
15年以上経過している そのまま(「寿命が近い」と正直に伝える)
 


 

賢い戦略:交換する代わりに「ハウスクリーニング」
 

実は、新品に交換するよりも「プロによるキッチン清掃」を入れる方がコスパが良いです。

専用の洗剤でトッププレートの焦げ付きを落とすだけで、見違えるほど印象が良くなります。


もし故障している場合でも、勝手に直す前に不動産会社の担当者に相談してみてください。

「あえて直さず、その分を数万円値引きする」という形で見せたほうが、買主にとってはお得感が出る場合もあります。

まずは、お使いのIHが正常に動作するか(全口・グリル含め)確認してみることから始めてはいかがでしょうか?




 

4. 内覧時の印象を爆上げする「IH清掃術」


不動産売却は「見た目」が9割です。

IHの天板をピカピカにするだけで、キッチンの清潔感は3割増しに見えます。


1.ジーンズの端切れとクリームクレンザー
専用のクリーナーやジーンズ生地にクレンザーをつけて円を描くようにこすると、アルミホイルよりも傷をつけずに焦げ付きが落ちます。

2.排気口の油汚れ
以外と見落とされるのが奥の排気口です。
ここがべたついていると「古い油の臭い」の原因となり、内覧者の購買意欲を削ぎます。

3.隙間のごみ取り
ワークトップとIHの本体の間の隙間を爪楊枝や古いカードで掃除しましょう。


※クリームクレンザー
細かい研磨(カルサイト等)と界面活性剤を配合したクリーム状の洗剤です。

ステンレスやタイルを傷つけにくく、キッチン・浴室の油汚れ、焦げ付き水垢を物理的に削り落とします。液体で壁面にも使え、ジフやダスキンなどが代表的な製品です。


 

5. 【比較】ガスコンロ派の買い手へのフォロー


物件がIHであることはメリットばかりではありません。


中には「火力が目に見えないと不安」「炎で料理したい」というガス派の買い手もいます。
その場合は以下のメリットを伝えて不安を払拭しましょう。

〇 夏場の快適さ:「上昇気流が起きにくいので、夏場もキッチンが厚くならず快適ですよ」

〇 掃除の楽さ:「サっと拭くだけで終わるので、家事の時間がこれだけ短縮できます」

〇 空気の質:「不完全燃焼の心配がなく、換気扇の汚れもガスより格段に少ないです」


▼IHクッキングヒーターとガスコンロの比較についてはこちらの記事をご参照ください!
IHクッキングヒーターとガスコンロを徹底比較!電気代・ガス代の違いから分かる選び


 

6. IHクッキングヒーター物件の売却実例

 
1.売却実例に」見る「評価されるポイント」


実例として、IH搭載物件は以下のような層に高く評価され、成約に至る傾向があります。

〇 子育て世帯・シニア層

「火を使わないので安全」「子供や高齢者が一人でキッチンに立っても安心」という点が決定打になるケースが非常に多いです。

〇共働き世帯

トッププレートがフラットでお手入れが楽なため、「家事時短」を重視する層に刺さります。

〇高断熱・高気密住宅

気密性の高い最近の住宅では、上昇気流による油跳ねが少ないIHは「部屋が汚れにくい」としてセットで評価されます。
 

2. 実例から学ぶ「売却価格への影響」


「IHだから価格が数百万上がる」ということは稀ですが、「物件の印象(内覧時の評価)」には大きく寄与します。
 

築浅・最新モデル搭載
「リフォーム不要」と判断され、相場の上限に近い価格で成約しやすい。

オール電化マンション
光熱費の一本化をメリットと感じる層に人気。

ガス併用でキッチンのみIH
好みが分かれる。ガス派の買い手からは「ガスに戻せるか?」と聞かれる実例もあり。

 
3. 売却時に注意すべき「懸念点」の実例

一方で、以下のような理由で検討から外れる、あるいは値引き交渉の材料にされる実例もあります。


〇 料理愛好家からの敬遠

「強い火力で鍋を振りたい」というこだわりを持つ層にはマイナスに働くことがあります。

〇 調理器具の買い替え

買い手が現在ガス用フライパン等を使っている場合、「買い替え費用がかかる」と指摘されることがあります。

〇 電磁波への不安

稀にですが、健康面を気にされる方から質問を受けるケースがあります。
 

4. より高く、早く売るためのアドバイス

実例を踏まえ、内覧時に以下の準備をしておくと有利に進みます。

〇 「掃除のしやすさ」を実演レベルで見せる

焦げ付きのない綺麗なトッププレートは、清潔感の象徴になります。
 

〇 光熱費のシミュレーションを用意

特にオール電化の場合、「ガス代+電気代」に比べてどれだけお得かを具体的に提示できると、買い手の背中を押せます。
 

〇 グリルの使用状況を伝える

最近のIHは魚焼きグリルが優秀(オーブン機能付きなど)です。もし高機能なモデルなら、そこを強調するだけで付加価値になります。
 

7. よくある質問と回答

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8. まとめ

【売却前にチェックすべき3つの要点】

不動産売却において、IHクッキングヒーターの評価を下げないためのポイントは以下の3点み集約されます。

1:徹底した清掃
焦げ付きを落とし、第一印象をクリアにする。

2:動作と年数の確認
不具合の有無を把握し、誠実に告知する。

3:付加価値のアピール
グリル機能や電気容量など、利便性を伝える。

これらを整理しておくことで、内覧時の説得力が増し、自信をもって、売却活動を進めることができるでしょう。

執筆者名:丸山不動産販売 編集部

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ページ作成日 2026-02-06